経営学とはこういうこっちゃ。

  1. STPの意味

s(セグメンテーション)、t(ターゲティング)、p(ポジショニング)のことで、市場を分けて、どこをターゲットにするか決め、どんなポジショニングをその市場でとるのかということ。

 

商品を提供する企業にとって一番重要な、「顧客」について、どのようなユーザーが、どの程度どの市場に存在しているのかを整理することができる。

また、競合他社についても考えることになるため、競合を意識し、自社が戦えるポジショニングをとることにもつながる。

 

使用例としては、どんな人がどんなものを必要としているのかペルソナを具体的に想像する。小学生の子供を2人持つパートママで年収400万、夫は年収700万、都内在住の33歳佐藤さんで、夏休みレジャーに連れていきたいがコロナウイルスで自粛。それでも公園で遊びたいこども。そんな中、連日の猛暑で熱中症が怖い。

そんな顧客に商品を届けたい。

 

これに該当するような商品はないか調べたところ、首掛け扇風機というものがあった。

これはハンズフリーで使用することができる扇風機で、遊びながら使用することができる。

 

(メルカリで販売することとする)

メルカリで首掛け扇風機を調べると、とにかくたくさんある。しかしよく見るとどれも画像が単調。使い方がよくわからない。そのため実際に使っている画像を添付しリーチさせるという差別化を図る。

また、佐藤さんの場合、扇風機を使用する可能性がある人数は1~4人である。

そのためセット売りをすることで、ターゲットにストレートに届くことになるし、他社との差別化も図れる。

また、メルカリで販売するにあたってメルカリ利用者は20代から30代の女性が多いため女性が使用している画像を載せることでイメージしやすくする。

 

 

2、4pの意味

どんな製品を提供するか、いくらで、どこで手に入るのか、どうやって知らせるのか。 STP分析をしたうえで首掛け扇風機という製品を作る。そして商品の存在をどうやって知らせるのか、face-to-faceで知らせるのか、SNSを使って告知するのか、はたまたどのSNSを利用するのか。このように突き詰めていくと商品を提供する際には分析すべきポイントがいくつもある。だからこそ、ドラッカーは「顧客創造」と言っている。